インスタグラムの『QRコード』は、アカウントをほかの人に簡単に教えることができる便利な機能。
QRコードの発行~共有までの手順はとても簡単です。
また、インスタグラム上でQRコードをカスタマイズできるため、オリジナリティ溢れるQRコードの作成も行えますよ。
本記事では、インスタグラムでQRコードの発行・カスタマイズ・共有・読み取りを行う方法や、企業向けのQRコードの活用術を解説します。
目次
インスタグラムのQRコードとは
インスタグラムには、アカウント専用のQRコードを発行できる機能があります。
インスタグラムで発行されたQRコードを読み取ると、そのアカウントのプロフィール画面に遷移することができます。
簡単に自分のアカウントを他人に共有することが可能です。
またアカウントを探す側も、名前やユーザーネームを入力して検索したり、アカウントのプロフィールページのURLをブラウザに入力したりといった手間を省けます。
ネームタグとの違いは?
『ネームタグ』は、プロフィールページをほかのユーザーに教えることができるインスタグラムの旧機能で、QRコード機能とよく似ています。
上記に挙げた違いから分かるように、QRコードはネームタグをバージョンアップした機能です。
QRコードの登場と入れ替わりで、ネームタグは2020年8月頃に廃止されました。
インスタグラムのQRコードの出し方
インスタグラムのQRコードは、検索画面もしくはプロフィールページから作成ができます。
検索(発見タブ)画面からQRコードを出す
1.画面下部の虫眼鏡アイコンをタップして検索画面を開き、右上の読み取りボタンをタップ

2.QRコードの読み取り画面に遷移したら、画面下部の『QRコードに移動』をタップ

3.QRコードが表示されたら、画面右上のシェアアイコンをタップ
画像を保存したり、LINEなど各SNSで共有したりできます。

プロフィールページからQRコードを出す
1.プロフィールページ右上のメニューボタンをタップ

2.『QRコード』を選択

3.QRコードが表示
自分のQRコードが表示されない時の対処法
もしも上記の手順でQRコードが表示されない場合、次の対処法を試してみてください。
- 通信環境の確認
- アプリ/端末の再起動
- アプリを最新バージョンにアップデート
- アプリの再インストール
これらの対処法でも表示されない時は、インスタグラムに不具合が発生している可能性があります。
少し時間をおいてから、改めてQRコードが出せるかを試してみて下さい。
インスタグラムのQRコードのカスタマイズ方法
インスタグラムのQRコードは、背景画像や色のカスタマイズが可能です。
装飾パターンは、絵文字・セルフィー・カラーの3種類。
以下、それぞれのカスタマイズ方法を解説します。
パターン1.絵文字
小さい絵文字が散りばめられた、ポップな印象の背景パターンです。
QRコードの表示画面上部をタップして、『絵文字』に切り替えることで作成できます。

画面をタップすると、使用できる絵文字の一覧が表示され、好きな絵文字の選択が可能です。
ちなみに絵文字によって、QRコードの色も合わせて変わるようになっています。

パターン2.セルフィー
自分の顔写真が小さく散りばめられた、個性的な背景パターンです。
QRコードの表示画面上部をタップし、『セルフィ―』に切り替えることで作成できます。
セルフィ―を選択すると、スマホのインカメラが起動し、顔を当てはめる枠が出現します。

枠についたデザインは画面タップで変更でき、サングラス/ひげ/ユニコーン/丸メガネ/ハートのデザインから選べます。
写真を撮影すると、セルフィ―を使ったQRコードが表示されます。

右上の『取り直し』をタップすることで、何度でも撮影しなおすことが可能です。
もっともオリジナル感のあるカスタマイズ方法だと言えるでしょう。
パターン3.カラー
インスタグラムのアイコンのような、グラデーションカラーを使用した、最もオーソドックスな背景パターンです。

画面をタップするとカラー変更ができ、ピンク/オレンジ/紫/青/緑に変更できます。
インスタグラムのQRコードを共有する方法
インスタグラムのQRコードは、簡単に共有できることが魅力。
先述したQRコードの発行方法に沿ってQRコード画像を保存したら、あとはLINEやメール、DMなど任意の手段で相手に送信するだけでOKです。
保存したQRコードを印刷して、紙媒体で配布することもできるでしょう。
あるいは画像を保存しなくても、QRコード発行画面右上のシェアボタンから、任意のSNSを選択すれば、直接画像を送付することもできます。
なお、QRコードを共有する以外の、アカウントをほかのユーザーに教える方法は以下の記事で解説しています。
送られてきたQRコードをインスタグラムで読み取る方法
1.検索メニューを開き、右上の読み取りボタンをタップ
プロフィールページのメニューボタン→『QRコード』→画面下部『QRコードをスキャン』でも可能です。

2.起動したカメラで、QRコードをスキャン
シェアされたQRコードをカメラロール・ライブラリなどに保存してある場合は、右上のカメラフォルダアイコンをタップして開き、QRコード画像を選択

3.アカウントが画面に表示される
プロフィールを見る/フォローするを選択

外部アプリやLINEなどでも読み取り可能
冒頭でも触れましたが、QRコードは外部アプリやLINEでも読み取りが可能です。
以下、例としてLINEアプリを使用した方法を紹介します。
どのアプリを使用しても手順はシンプルで、直感的に操作ができますよ。
1.ホームの人型アイコンをタップ

2.友だち追加画面に遷移し、『QRコード』をタップ

3.右下のフォルダをタップし、QRコードをスキャン
または、右下のカメラフォルダアイコンをタップし、読み取りたいQRコードの画像を選択

4.インスタグラムのQRコードを読み取ると、画面上部にアカウントのプロフィールページのURLが表示されるのでタップで遷移

QRコードが読み取れない時の対処法
QRコードが読み取れない場合、インスタグラムの不具合のほかに、ユーザーネームが変更された可能性が考えられます。
もしもQRコードの発行から読み取りまでの間でアカウントのユーザーネームが変更された場合、同時にQRコードも新しいものへと切り替わり、古いQRコードは読み取りが出来なくなってしまいます。
ユーザーネームが変更されると、QRコードの元になるプロフィールページのURLが変更になるためです。
読み取りエラーとなる場合は、QRコードの下に表示されたユーザーネームと、アカウントが使用している最新のユーザーネームが一致しているかを確認しましょう。
インスタグラムのQRコードの活用術
QRコードを画像データで共有する以外にも、作成したQRコードを印刷し、掲示・配布するのが企業や店舗におすすめの活用術です。
・名刺
・チラシ
・店頭ポップ
・ショップカード
・パンフレット など
QRコードを印刷することで、アカウントを知ってもらう機会を増やし、フォロワーの獲得を図りましょう。
「新商品に関する情報を発信します」や、「休業日のお知らせはこちらから!」など、インスタグラムでどのような情報を発信しているかを一言添えると、よりユーザーのアクションを促すことができます。
また用途ごとにアカウントを分けている場合、インスタグラムのQRコードを、関連するアカウントのストーリーズに載せる方法もおすすめ。
この場合、アカウントの発信する情報に関心のあるユーザーの目に触れるため、よりフォロワー、さらにはコンバージョンを獲得しやすい方法です。
まとめ
今回は、インスタグラムのQRコードの発行・共有・加工・スキャン方法と、活用方法を紹介しました。
QRコードは、簡単にアカウント同士が繋がれて、QRコードを発行する側・フォローする側の双方にとってメリットのある方法です。
より多くのフォロワーを獲得するために、QRコードを活用してみてくださいね。
ネームタグ:インスタグラム内の専用カメラからのみ、読み取りが可能
QRコード:インスタグラム上での読み取りに加え、標準カメラ(iPhone)やGoogleレンズ(android)、QRコード読み取り専用アプリやLINEのQRコードリーダーなどにも対応