インスタライブには、ユーザーとリアルタイムでコミュニケーションを取ることができるというメリットがあります。
せっかくもらったコメントなどのリアクションにはきちんと応答したいですよね。
一方で、企業がインスタライブを行う場合は、他のユーザーに迷惑となるコメントを防ぐなどのリスク管理も大切になってきます。
本記事では、インスタライブのコメントに対して行える操作や設定を紹介します。
目次
インスタライブ中にコメントに対して行える操作
インスタライブ中に届いたコメントに対して行える操作は次のとおりです。
- ウェーブ
- コメントオフ
- コメントの固定表示
- コメントへの返信
- コメントの報告
以下、それぞれ説明します。
ウェーブ
ライブ配信に新たな視聴者が入室すると、コメント欄に“○○さんが視聴し始めました”という文章が表示されます。
配信者側の画面では、この文章の横に『ウェーブ』というボタンが表示され、タップすることで視聴者に歓迎のアクション=ウェーブを送ることができます。

ウェーブを送ることができる回数は、1視聴者にたいして1回だけです。
また、視聴者は送られたウェーブに対して反応することはできません
ウェーブ機能は視聴者に「入室に気づいていますよ」「見てくれてありがとう」ということを示すための機能であると認識しておきましょう。

コメントオフ
配信者が、視聴者からのコメントを受け付けないように設定することができます。
1.コメント入力欄の横にある『…』をタップします。

2. 表示されるメニューから『コメントをオフにする』を選択します。

これでコメントは非表示になり、視聴者はコメントを送ることができなくなります。
コメントの固定表示
インスタライブのコメントは、届いたものから順番に表示され、下から上に流れていきます。
そのため、多くの人が閲覧し大量のコメントが届くと、重要なコメントも見えなくなってしまうことも……。
そこで、コメントを固定表示する機能を利用して、視聴者に見てほしいコメントを常に画面に表示させておくことができます。
固定表示させたいコメントをタップし、表示されたメニューの中から『コメントを固定する』を選択します。

これでライブ配信画面に選んだコメントが固定されます。
コメントへの返信
インスタライブの配信において、タグ付けやメンション機能を利用することができません。
配信者もコメントを送ることは可能ですが、視聴者からのコメントに返信したい場合には、コメントを読み上げて声で答えることをオススメします。
またそのとき、どのコメントに返信しているかがわかるように、上記でご紹介したようなコメントを固定しておく機能を使うなどの工夫もできます。
コメントの報告
インスタグラムのコメント機能には、もともと一部誹謗中傷などが含まれるコメントを送れない機能がついています。
しかし、システム上で誹謗中傷と判断されずに、配信者にとって不快なコメントが送信されてしまう可能性もあります。
そんなときのために、コメントを報告する機能がついています。


この機能を使うことで、該当するコメントをインスタグラムの運営側に報告することができます。
運営側がそのコメントを不適切であると認めれば、何かしらの対処がされるはずです。
インスタライブのコメントのNGワードを設定する方法
インスタグラムには、誹謗中傷などが含まれるコメントを制御できる機能とは別に、コメントされたくないワードを自分で事前設定することが可能です。
この設定は、スマホからでもパソコンからでもできます。
以下でそれぞれの方法をご紹介します。
スマホアプリからの設定方法
1. プロフィール画面右上のハンバーガーメニューから、設定画面を開きます。

2.『プライバシー』をタップします。

3.『コメント』をタップします。

4.『手動フィルター』をオンにします。

5. ワードを入力する欄が表示されるため、コメントに表示させたくないワードを入力します。
複数ある場合は、コンマで区切って入力してください。

パソコンからの設定方法
1. ブラウザでインスタグラムにログインし、右上の自身のアイコンをクリックし、設定画面に遷移します。

2. 左側のメニューから『プライバシーとセキュリティ』を選択します。

3. 『コメント』から『コメント設定を編集』をクリックします。

4. コメントフィルターが表示されます。
非表示にしたい特定のワードやフレーズをコンマで区切って入力してください。

特定アカウントからのインスタライブのコメントを拒否する方法
インスタライブには、特定のアカウントからコメントを拒否するという機能は備わっていません。
しかし、ストーリーズを非表示にするという設定を利用すれば、特定のアカウントにライブ配信の視聴を不可能にすることができます。
この設定は、ストーリーズの設定から行うことができます。
1. ストーリーズの投稿画面を開き、左上の歯車のアイコンから設定画面に移ります。

2.『ストーリーズ』をタップします。

3. 1番上の『ストーリーズを表示しない人』をタップします。

4. フォロワーのリストが表示されます。
下にスクロールして非表示にしたい人を探すか、検索して探してください。

5. 非表示にしたいユーザーの右端にあるチェックボックスを埋め、右上の『完了』をタップします。
これでストーリーズとライブ配信を非表示にする設定は終了です。
コメント非表示でインスタライブ動画を保存する方法
インスタライブの動画をコメントなしで保存するためには、コメントを非表示にして配信を行う必要があります。
本記事の前項で紹介しているコメントをオフにする方法を実行していただき、画面録画を行うと、コメント非表示でインスタライブ動画を保存することができます。
あるいは、配信完了後の画面で保存することが可能です。
インスタライブでコメント以外にユーザーから届くアクション
インスタライブには、コメント以外にも視聴者が送ることができるさまざまなリアクションがあります。
- いいね
- 質問
- コラボ配信リクエスト
以下、それぞれ説明します。
いいね
視聴者はインスタライブ中、配信者にたいして『いいね』を送ることができます。
いいねが押されるとハートマークが画面の上にのぼっていく仕様になっており、配信者・全視聴者に表示されるため、多ければ多いほど盛り上がっているという証になります。

いいねボタンはライブ画面の右下に常時表示されていて、何回でも押すことが可能です。
通常のフィード投稿とは異なり、誰がいいねを押したのかはわからない仕組みとなっています。
質問
インスタグラムの視聴者側の画面には、コメント入力欄の横に『?』のアイコンが表示されています。

これをタップすると、『質問を入力』という画面が表示され、配信者に質問を送ることができます。

配信者は質問が届くと『?』アイコンに通知バッジがつくようになっています。

このため、質問の見逃しを防ぐことができます。
質問は以下のように表示されるため、タップすることで画面に表示させることができます。

コラボ配信リクエスト
インスタライブでは、他のユーザーとコラボ配信することができます。
視聴者がコラボ配信のリクエストを送ることができ、それを配信者が承認することでコラボが実現します。


一度にコラボできる人数は2人まで(元の配信者+視聴者1名)です。
つまり、複数人からコラボリクエストが届いている場合は、誰か1人を選ばなければなりません。
コラボをすると画面が上下2つに割れた状態で、ライブ映像が表示されます。
まとめ
今回は、インスタライブ配信中にもらったコメントに対する操作や設定についてご紹介しました。
インスタライブには、ユーザーからのアクションやコメントが一方通行にならないような機能がたくさん備わっています。
ぜひこれらの機能を有効活用して、カスタマーサクセスの向上につなげてみてください。