スマートフォンや一眼レフカメラで写真を撮影したときの画像サイズと、インスタグラムにアップできるサイズは異なる場合があります。
サイズの違いや画像の縦横比を正しく把握していないと、投稿するときに統一感がなかったり表示が思うようにいかなかったりで、焦ってしまうこともあるでしょう。
そこで本稿では、インスタグラムの写真・動画を投稿するときの適切なサイズを解説します。
フィード投稿だけでなくストーリーズでのサイズや、リサイズするときに使用できる便利なアプリも紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
インスタグラムのフィード投稿写真(画像)に最適なサイズ・比率

インスタグラム上に投稿する際は、上下左右の見切れや画像が荒くなってしまうことを避けたいものです。
そうならないために、インスタグラム投稿する上で適切な画像サイズやアスペクト比を把握しておきましょう。
アスペクト比とは、画像のタテとヨコの比率のことです。
インスタグラム上では綺麗にアップできるアスペクト比に限りがあります。
インスタグラムが推奨している最大サイズは1080pxとされており、これよりもpx値が大きいものは縮小されるため画質が荒くなることはありません。
一方、320px以下の場合は自動で画像が拡大されてしまいます。
そのため320px以下の画像をそのまま使用することは避け、320px以下の画像を使用する場合は、後述するリサイズアプリなどを使用しましょう。
画像の種類 | ヨコ:タテ | サイズ |
正方形 | 1:1 | 1080×1080px |
タテ長の長方形 | 4:5 | 1080×1350px |
ヨコ長の長方形 | 1.91:1 | 1080×566px |
2020年6月にFacebook公式Twitterにて、「Instagramの画像投稿は4:5を推奨する」と発表しています。
理由としては「画面占有率が高くなり、アテンションをとる可能性が高まるとされているため」と説明されています。
インスタグラムのフィード投稿動画に最適なサイズ・比率

フィード投稿で動画を投稿する場合、写真(画像)とは異なるサイズとなります。
動画の形 | ヨコ:タテ | サイズ |
正方形 | 1:1 | 600×600px |
タテ長の長方形 | 4:5 | 600×750px |
ヨコ長の長方形 | 1.91:1 | 600×315px |
アップできるファイル容量は4GBまでです。
これは広告に出稿した場合も通常の投稿も変わりはありません。
インスタグラムのストーリーズに最適なサイズ・比率

24時間で投稿が消えるストーリーズは写真と動画、どちらも投稿可能です。
写真の場合は、次のようなアスペクト比と解像度で投稿されます(公式情報がないため、広告要件を記載しています)。
- 縦長・全画面投稿したい場合のアスペクト比:9:16
- 最適サイズ:1080×1920px
- 最小サイズ:600×1067px
上記のアスペクト比や解像度で投稿をすると、画面いっぱいに画像が出てくる・上下左右に余白が出ないなどのメリットがあります。
ただし、正方形やパノラマ写真のようなアスペクト比がバラバラの画像でもストーリーズの作成は可能です。
動画の場合は、次のアスペクト比と解像度での投稿が可能です。
- 縦長・全画面投稿したい場合の最適なアスペクト比:9:16
- 動画投稿できるアスペクト比:1.91:1~4:5
- 最適動画幅:1080px以上
- 動画最小幅:500px
また、動画の最大ファイルサイズは4GB、対応動画タイプはmp4またはmovとなっています。
音声は任意で入れるか入れないかが選択できます。
インスタグラムでの投稿のサイズ変更方法

画像、動画のフィード投稿、ストーリーズ投稿に関わらず、インスタグラムでは投稿前に画像や動画を指でピンチすると拡大縮小が行えます。
- 元画像が正方形の場合→ギャラリーから写真を選ぶだけでOK
- 元画像が長方形の場合→ギャラリーから写真を選ぶ→左下にある「」のようなアイコンをタップor画像を2本の指でピンチor画像をダブルタップ→タテ長、ヨコ長の画像に自動で変化
※ただし、先述のアスペクト比の範囲まで
リサイズアプリを使う方法もある
上記の方法でも簡単に画像サイズ変更が行えますが、画質が荒くなる、思い通りの箇所で切り取れない、プロフィールページで統一感が出せないなど課題が発生する場合もあります。
画像加工のストレスを無くすために、画像のリサイズが行えるおすすめアプリを紹介していきます。
①正方形さん

難しい操作は一切不要で、加工後にそのままインスタグラムへの投稿が行えます。
- 画像を正方形へトリミングする
- 上下左右に余白をつけて正方形の画像にする
例えば、下記の写真はアスペクト比4:5のタテ長画像です。

この画像を正方形にする場合は、正方形さんで任意の枠組みを付けることで解決します。

②正方形どん

正方形さんの動画バージョンです。
スマートフォンやカメラで撮影した動画をトリミングでき、動画のサイズ変更も正方形さん同様に行えます。
- 動画を正方形へトリミングする
- 上下左右に余白をつけて正方形の動画にする
- 動画の切り取りや簡単な編集を行う
例えば、アスペクト比4:5の動画をアップする場合、正方形の投稿では以下のように動画の上下が見切れてしまいます。

正方形どんで加工すると、動画の左右に任意の色や加工で余白が付けられるため、1:1のアスペクト比で投稿したい場合に有効的です。

インスタグラムで複数投稿する場合のサイズに注意!
フィード投稿で複数枚を同時に投稿しようとすると、最初に選択した画像のアスペクト比が全部の画像に適用されます(自動トリミングされます)。
例えば、下記の東京タワーの写真はアスペクト比が4:5の画像です。

この画像を投稿する際、複数投稿の1枚目が正方形の写真だと、上記の画像を選択した際にも、以下のように自動でトリミングされてしまいます。

正方形、タテ長、ヨコ長などアスペクト比がバラバラの複数の写真を1投稿にまとめてアップしたい場合は、トリミングを受け入れるか、上記で説明しているアプリを使用して画像自体のアスペクト比を合わせると良いでしょう。
まとめ

インスタグラムでは必ずしも「このアスペクト比で投稿しなければいけない!」というわけではありませんが、不本意に画像が拡大やトリミングされないようにするためには、サイズやアスペクト比を把握しておくと安心です。
適切な画像編集アプリを使用してインスタグラムが推奨しているサイズで画像や動画を投稿していくと良いでしょう。