日本中、さらには世界中のユーザーから圧倒的な支持を集めるSNS『Instagram(インスタグラム)』。
サービスのリリース以降、アップデートを続けてきたインスタグラムには、今や多くの便利な機能が備わっていますが、それらをすべて理解・活用できていますか?
本記事では、知っておきたいインスタグラムの機能をジャンル別に徹底解説します。
もちろん新機能も詳しく紹介するので、ぜひ運用の参考にしてみてくださいね。
目次
インスタの投稿・発信機能一覧
まずは基本の、インスタグラムでの投稿・発信に関する機能を解説します。
- 通常投稿・フィード投稿
- ストーリーズ
- IGTV
- リール
- まとめ
通常投稿・フィード投稿
インスタグラムでいう、”通常の投稿”はフィード投稿のことを指します。
フィード投稿とは、写真・動画をほかのユーザーにシェアする基本的な投稿のスタイルです。
インスタグラムアプリを開いたときにホーム画面(フィード)に表示されます。
通常投稿では、写真・動画のクオリティももちろん大切ですが、それ以外にもこだわりたい次の3つの機能を活用してみてください。
- ハッシュタグ機能
『#(シャープ)』の後ろに文字を付けると青文字になり、検索の対象になる。
投稿のカテゴライズや、新規フォロワーの獲得に非常に有効。 - タグ付け機能
ユーザーネーム(@に続く半角英数字で、アカウントを識別する役割を持つ)を画像に付けることができる機能。
投稿とタグ付けされたアカウントが関連があることを示す。
投稿をみたユーザーは、タグをタップすることで、タグ付けされたアカウントのユーザーページに遷移することができる。 - 位置情報機能
写真・動画を撮影した場所を表示できる機能。
ハッシュタグ機能と同じく、位置情報も検索対象となる。
ユーザーネームの真下に表示され、タップすることで、同じ場所で撮影された投稿の一覧ページへと遷移する。
また、写真・動画の寸法に関して、気をつけたいポイントもあります。
ひとつの写真・動画を投稿する場合、正方形/縦長/横長の、どの寸法でも投稿することが可能です。以前は正方形のみでしたが、アップデートによって縦長と横長も投稿可能になりました。
ただし、一回の投稿で複数の写真・動画を投稿する『カルーセル投稿』では、写真・画像の寸法を1つに統一するといったルールがある点に注意してください。
要するに、正方形の画像と縦長の画像を一度には投稿できず、分けて投稿する・アプリなどで画像を加工するなどの工夫が必要となります。
ストーリーズ(Stories)
ストーリーズとは、24時間で消えてしまう投稿スタイルです。
写真や15秒以内の動画をシェアすることができ、フィード投稿よりも気軽に投稿できるとあって、根強い人気を誇ります。
24時間以内にストーリーズの投稿があると、アイコンのまわりが虹色になるため、新規ストーリーズが投稿されたかどうかが一目瞭然です。
タイムラインの上部にある自分のアカウントアイコンをタップ、もしくは画面下部の新規投稿ボタン→『ストーリーズ』で投稿することができます。
企業アカウントにとっては、撮影の裏側や日常の些細なことをこまめに発信することで、ユーザーに親近感を感じてもらえるというメリットがあります。
ストーリーズには『親しい友だち』機能など、ストーリーズを表示させるユーザーを選択できる機能も用意されています。
事前に設定した『親しい友達リスト』内のユーザーに限定してストーリーズを表示させられる、ストーリーズ独自の機能です。
IGTV動画
IGTV動画とは、1分以上60分以下の動画を投稿・視聴できる機能です。
スマホの画面に合わせた縦長のフルスクリーン動画であることが特徴で、よりダイナミックな動画を楽しむことができます。
『IGTV』という専用のアプリもリリースされており、インスタグラムアプリと連携させることで、フォロワー数などのアカウント情報を反映させられます。

リール(Reels)
リールとは、2020年8月にリリースされた比較的新しい機能です。
リールも、ストーリーズやIGTVと同じく動画共有サービスですが、フルスクリーン動画・複数の動画の組み合わせが可能・専用のタブが用意されているため露出場所が多いなどの特徴があります。
さらにBGMやエフェクトを付けられる点が『TikTok』と類似しており、キャッチ―なオリジナルショートムービーによって、フォロワーを一気に獲得するアカウントも多数生まれています。
フィード/プロフィール/ストーリーズのほかに、発見タブやリール専用タブにも表示されるため、フォロワー以外のユーザーに投稿を届けられる今大注目の機能です。
まとめ
まとめ(Guide)機能は、複数のフィード投稿をまとめて整理できる機能です(画像赤丸部分)。
ただまとめるだけではなく、ブログのように見出しを付けたり、内容を説明するテキストを挿入できたりといったことが可能となっています。
自身のアカウントの投稿だけではなく、ほかのユーザーの投稿もまとめに入れることができるため、まとめ記事のような印象に仕上げられますよ。
インスタの投稿関連の機能一覧
つづいて、インスタグラムの投稿関連の機能を解説します。
- フォロー・フォローバック
- ダイレクトメッセージ
- いいね
- コメント
- 保存
- シェア
- 検索機能
- タイムライン(ホーム画面)
フォロー・フォローバック
フォローとは、特定のアカウントの投稿が優先的にホーム画面(フィード)に表示されるようにする機能のこと。
フォローしてくれるユーザー=フォロワーが増えることで、自身の投稿をより多くの人に届けることができます。
フォローしてもらうには、「新規投稿を欠かさずチェックしたい」と思ってもらえるような、魅力的な投稿を行う必要があるといえます。
またフォローされたアカウントをフォローし返すことは、フォロバ(フォローバック)といいます。
ダイレクトメッセージ(DM)
ダイレクトメッセージとは、コメントのように誰でもみれる状態ではなく、一対一でメッセージをやり取りできる機能です。
フォローしていないユーザーでも、ダイレクトメッセージを送ることができます。
テキストメッセージだけでなく、GIFスタンプや画像・動画、URLを送ったり、インスタグラムの投稿をシェアしたりすることも可能です。
いいね
いいね!は、投稿に対するリアクションのひとつ。
一般的に投稿に興味を持ったり、共感したりといった好意的な気持ちを伝えるときに使用されます。
投稿やコメント、DMで表示されているハートマークをおすことで、いいね!を送ることができます。
コメント
コメント欄では、自分やほかのユーザーの投稿に対して、自由に感想などをコメント送信することができます。
ただ文章を入力するだけではなく、コメントに『@+ユーザーネーム』をつけて、特定のユーザーにメンション(通知が届く)したり、『#』をつけてハッシュタグを挿入したりといった使用法もあります。
また、もらったコメントにいいねや返信を行うことも可能です。
保存
保存とは、気に入った投稿やあとから見返したい投稿をまとめておける機能です。
投稿の右下にあるいいねやコメントの横のしおりマークが保存ボタンになっています。
過去に保存した投稿は、プロフィールページのメニュー内にある『保存済み』から一覧でいつでも見返すことが可能となります。
また、フォルダ分けをすることもできます。
どのような投稿を保存しているかは、ほかのユーザーからは分かりません。
シェア
「投稿の拡散性が薄い」といわれがちなインスタグラムで、積極的に使っていきたい機能が『シェア』機能です。
投稿画像の下に表示される紙飛行機マークをタップすることで、自分の投稿やほかのユーザーの投稿を、ほかのユーザーにDMで送ることができます。
また、ほかのSNSで投稿をシェアする方法もあります。
投稿の右上に表示されるメニューボタン→『シェア』を選択し、利用したいSNS(Twitter・LINE
・facebook)を選択するだけでOK。
こちらは投稿の拡散性がより高いだけではなく、ほかのSNSから新規フォロワーを獲得できる可能性もあるため非常におすすめの方法です。
検索機能
インスタグラムアプリの画面下部に常に表示されているボタン(タブ)のなかの、虫眼鏡アイコンをタップすると、発見タブ・検索窓が表示されます。
検索の対象となるものは、ユーザーネーム・名前、ハッシュタグ、位置情報の3通り。
検索窓の調べたいキーワードを記入し、それぞれをタブで切り替えることで、知りたい情報や見たい投稿をすばやく発見することが可能です。
エンゲージメントの高い投稿は各検索結果画面の『人気』投稿一覧に表示され、多くのユーザーの目に触れることができます。
タイムライン(ホーム画面)
タイムラインとは、フォローしたユーザーの投稿が自動的に表示される場所です。
インスタグラムアプリを起動すると、まずこのタイムラインの画面=ホーム画面が表示されます。
インスタグラムのタイムライン(ホーム画面の投稿)の表示順は、必ずしも時系列順ではないという点がポイント。
インスタグラム上での行動から、興味を持ちそうな投稿や、交流があるアカウントの投稿など、さまざまな要素からAIが判断し、おすすめ順に投稿を表示しています。
タイムラインに上位表示されれば、投稿をチェックしてもらいやすくなります。
反対に表示順位が低いと、投稿にたどり着く前にほかのページに流れてしまう可能性が高く、投稿を見てもらいにくくなってしまいます。
インスタのアカウント関連の機能一覧
つぎに紹介するのが、アカウントに関する3つの機能。
- プロフィール画面
- ストーリーズハイライト
- インサイト
プロフィール画面
プロフィール画面は、それぞれのアカウントが持つ独自のページです。
- ユーザーネーム
- プロフィールアイコン
- 名前
- 自己紹介
- 投稿数
- フォロワー数
- フォロー数
以上のアカウントに関する基本情報がまず表示され、その下に『フォローする』『メッセージ』などのボタンが並びます。
さらにその下にフィード投稿の画像や、その他投稿一覧に切り替えるタブが表示されます。
ストーリーズハイライト
過去に投稿したストーリ―ズは、ストーリーズハイライトとして、プロフィール上にまとめて常時表示させることができます。
投稿から24時間経過したストーリーズをみることができるのは、通常では投稿を行ったアカウントのみですが、ハイライトに設定することでだれでも見られる状態になります。
ただし、非公開アカウントの場合はフォロワーのみに表示されます。
また、『親しい友達』や『ストーリーズを表示しない人』など設定を行ったストーリーズに関しては、ハイライトでも設定が引き継がれます。
インサイト
インサイトは、インスタグラムが公式に提供する分析ツールのこと。
投稿に関するデータやフォロワーの属性を確認・分析することで、エンゲージメントの向上や投稿の改善、フォロワーの獲得に非常に役立つツールです。
インサイトはだれでも無料で利用できますが、後述のプロアカウントに切り替える必要があります。
インスタのその他の機能一覧
最後に、インスタグラムで企業アカウントを運用する際に知っておくべき機能を紹介します。
- ショップ(Shop Now)
- インスタライブ
- プロアカウント
- アーカイブ
- 広告
ショップ(Shop Now)
ショップ機能は、投稿された画像に設定することで、ユーザーが投稿タップすると商品の名称や価格といった詳細タグが表示される機能です。
表示されたタグをタップすると、外部ECサイトに遷移し、実際にその商品を購入できるというシームレスさが魅力。
ECサイトを運営している企業は積極的に活用していきたい機能となっています。
インスタライブ
インスタライブとは、リアルタイムで動画を配信できる機能です。
配信が開始されるとフォロワーに通知がいくようになっています。
いいね!やコメントを通して、配信者とリアルタイムで気軽にやりとりができるという距離の近さが人気の秘訣。
配信者がIGTVなどにアーカイブを残さない限り、あとからインスタライブを見返すことはできません。
プロアカウント
プロアカウントとは、インスタグラムが提供するビジネスツールのこと。
個人アカウントからプロアカウントに切り替えることで、メールや電話番号といった連絡先の表示や、インサイト機能の使用ができるようになります。
企業アカウントとして、集客やマーケティングにインスタグラムを活用するならば、必ず活用したい機能です。
アーカイブ
アーカイブは、投稿を削除することなく、ほかのユーザーに対し特定の投稿を非表示にできる機能です。
アーカイブに移動することで、プロフィール画面のフィード一覧から消え、アーカイブページに移動されます。
アーカイブに保存した投稿は、いつでも投稿一覧に戻すことができます。
広告
インスタグラムにおいては、写真広告・動画広告・カルーセル広告・ストーリーズ広告・コレクション広告・発見タブ広告といった6種類の広告があります。
かなり細かくターゲティングを行うことができるため、アカウントやお店の宣伝に効率的です。
アカウントのフォロワーを獲得するには、多くの手間と時間がかかりますが、インスタグラム広告の活用次第で、それらを軽減・短縮できるかもしれません。
投稿自体の宣伝だけでなく、外部URL(LPやキャンペーンサイト、ECサイトなど)への遷移を誘導することもできます。
まとめ
今回は、インスタグラムの機能を詳しく解説しました。
活用しきれていなかった機能や、初めて知った機能はあったでしょうか?
どれも商品の宣伝やマーケティングに効果的な機能ばかりです。
もしも気になったものがあれば、積極的に使ってみて下さいね。