インスタグラムの規約やガイドライン違反に注意!キャンペーンに関する2020年秋の最新変更も解説

2020年12月にインスタグラムの『利用規約』や『ガイドライン』が一部改定されたことはご存じでしょうか。
「キャンペーンができなくなった!」などの情報を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

インスタグラムを利用する時点で利用規約やガイドラインに同意したものと見なされるため、違反するとアカウント運営に支障をきたしてしまう可能性があります。

本記事では利用規約やガイドラインについて、改定後の最新情報を含めて内容や禁止事項などを解説します。

インスタの利用規約・ガイドラインとは

インスタの利用規約・ガイドラインとは

ユーザーは、インスタグラムを利用する時点で『利用規約』と『ガイドライン』の双方に同意したものと見なされます。

利用規約とは、インスタグラムを運営するフェイスブック社が、ユーザーに対する使用条件や留意事項などをまとめたものです。
具体的には、以下のような内容が示されています。

  • なりすましや不正確な情報提供を禁止すること

インスタグラムは本名を開示せずに使用できますが、登録時には正確かつ最新の個人情報を登録しなければなりません。
また、許可を得ずに他人のアカウントを作成する『なりすまし』も固く禁止されています。

  • アカウントやデータの売買などを禁止すること

ユーザーネームを含むアカウント情報の譲渡や売買を試みること他者のログイン認証情報やバッジなどを取得することや、使用を試みることはできません。
例えば、企業がフォロワー数の多いアカウントを買収し、自社アカウントとして運用する行為は禁止されています。

  • フェイスブック社は、ユーザーのコンテンツやアカウントを削除する権利をもつこと

通常であれば、ユーザーが作成したコンテンツに対し、フェイスブック社が直接関与することはほとんどありません。
しかし、ユーザーが利用規約やポリシーに違反した場合は例外です。
フェイスブック社は、違反に該当するコンテンツやアカウントを削除することができます。

【出典】利用規約

一方、ガイドラインには、利用規約よりも具体的な事項が記載されており、複数の種類別に分けられています。

ガイドラインの種類

ここでは、特に重要な『コミュニティガイドライン』と『プロモーションガイドライン』について解説します。

まず、コミュニティガイドラインとは、全てのユーザーが安心・安全にインスタグラムを利用するために必要な規則をまとめたものです。
具体的には、以下のような内容が示されています。

  • インスタグラム投稿に関する禁止事項

写真や動画の中には、インスタグラムへの投稿が禁止されているものが存在します。
インスタグラムは世界中の人々が使用するツールであり、多様な価値観を持ったユーザーに配慮したコンテンツ作成が求められているためです。
禁止事項の詳細については、本記事の後半で紹介しています。

  • インスタグラムコミュニティ内におけるトラブル発生時の対応

ガイドラインに違反したアカウントをユーザーが見つけた場合や、トラブルに巻き込まれた場合における対応についての項目です。
フェイスブック社とのやりとりは、基本的にフォームを介して行われます。
自身で解決できない事態が起こった際には、ガイドラインに従って問い合わせてみることをおすすめします。

続いて、プロモーションガイドラインとは、主にインスタグラムを利用したコンテストや懸賞を行う際に留意すべき事項をまとめたものです。
具体的には、以下のような内容が示されています。

  • プロモーションの合法的な運営に関する誓約

企業などには、プロモーションを合法的に運営することが求められています。
以下は、ガイドラインに記載されている事項です。

・公式ルール
・規約と資格要件を設定すること(年齢や居住地の制限等)。
・プロモーションおよび提供される賞品や賞金に適用される規則や規制を遵守すること(登録、規制上必要な承認の取得等)

【引用】プロモーションガイドライン

つまり、ユーザーがキャンペーンなどを開催する場合、趣旨や応募方法を明確にし、年齢や居住地などの応募条件を整える義務が発生するということです。

  • フェイスブック社は各プロモーション運営に関与しないこと

インスタグラムを用いたプロモーションについて、フェイスブック社が特定の企業などを支持、後援、または運営に関与することはありません
実施する際にはユーザーがガイドラインを遵守し、責任を持って運営することとしています。

キャンペーン・プロモーションに関するガイドラインについては、記事後半でも解説します。

【出典】コミュニティガイドライン プロモーションガイドライン

利用規約やガイドラインに違反したらどうなる?

利用規約やガイドラインに違反したらどうなる?

利用規約やガイドラインに違反した際は、インスタグラム側の判断により、コンテンツの削除、アカウントの停止などのペナルティーが科せられることがあります。

アカウントが停止された場合は、アプリ内の画面に表示される指示に従い、異議申し立てを行うことができます。
申請が認められると制限は解除されますが、アカウント復活には多くの手順と時間を要します。

さらに、多数のユーザーが不適切だと判断し、インスタグラムへ『通報』されたアカウントが同様のペナルティーを受ける可能性も。

企業アカウントがペナルティーを受けてしまうと、企業イメージを損なうことにもつながる、さらにインスタグラム運用を行えなくなるため、このような事態はできるだけ避けたいものです。
投稿する前に、他者を傷付ける表現をしていないか確認するようにしましょう。

『ペナルティー』『通報』と聞くと、尻込みをしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際には禁止事項を守って普通に使用していれば、全く問題なく利用できる場合がほとんどです。

【出典】利用規約  ヘルプセンター

インスタに投稿してはいけない代表的な禁止事項

インスタに投稿してはいけない代表的な禁止事項

ガイドラインには、インスタグラムに投稿してはいけない禁止事項が記載されています。
知らずに規則に反してしまうことを避けるため、必ず一度は目を通しておきましょう。

ここでは、主な禁止事項を5つ紹介します。

  • 他者の権利を侵害する投稿
  • ヌードなどの性的な投稿
  • スパムを目的とする投稿、メッセージ
  • 違法取引、テロなどを助長する投稿
  • 差別的・暴力的な内容を含む投稿

他者の権利を侵害する投稿

著作権の観点から、投稿する写真や動画は、自分で撮ったか、共有する権利を得ているもののみが認められています
したがって、他者の投稿を、無許可で自分のアカウント上に掲載することはできません。

また、他者の個人情報が特定できてしまう投稿も禁止されています。
これらの事項は悪気が無くてもうっかり起こしてしまう可能性があるため、投稿前によく確認することが大切です。

ヌードなどの性的な投稿

インスタグラムは、さまざまな理由からヌード画像、動画、デジタル処理で作成されたコンテンツなどを禁止しています。
また、安全面の理由から、子どもの全裸または半裸画像も認められていません。

投稿する側にとっては悪意のない画像でも、インターネット上では他者に悪用されるリスクが潜んでいることを常に意識する必要があります。

ただし例外として、ヌードの絵画や彫刻、授乳中の女性の写真は認められています。

スパムを目的とする投稿、メッセージ

何度も同じコメントや投稿を繰り返すこと、相手の同意を得ずに連絡を繰り返すことはガイドライン違反です。
偽のユーザーレビューや、偽の取引に関連するコンテンツも固く禁止されています。

インスタグラムは企業にとって便利な広告媒体のひとつです。
しかし、過度に商業目的な行為を続けると不適切なアカウントだと見なされる場合もあるため、注意が必要です。

違法取引、テロなどを助長する投稿

性的サービスの提供、個人間でのタバコの売買、処方薬の売買などは認められていません

オンライン宝くじ、オンライン賭博など規制された商品を宣伝する場合は、事前にインスタグラムから書面による許可を得る必要があります。

また、テロや組織的犯罪などを支持する投稿も禁止されています。

差別的・暴力的な内容を含む投稿

インスタグラムはガイドラインで「有益で多様性のあるコミュニティをそだてていくことを目指している」と述べています。
このため、人種、国籍、性別、障害など人間の個性を尊重する姿勢が、ユーザーにも強く求められています。

個人に対する攻撃的な投稿をしないことはもちろんのこと、特定の立場の人を傷付けることのないコンテンツ作りを心掛けましょう。

【出典】コミュニティガイドライン

最新のインスタ利用規約改定の内容

最新のインスタ利用規約改定の内容

2020年12月に一部改定されたインスタグラムの利用規約にかんして、主な変更点と注意点を解説します。

キャンペーンに関する規定など、いずれも企業アカウントを運用する上で重要な情報ばかりなので要チェックです!

いいねなどに対するプレゼント・景品提供の禁止

改訂により、インスタグラムのコミュニティガイドラインには、以下の文言が追記されました。

「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、現金や現金同等物の提供を申し出たりしないでください。

【引用】コミュニティガイドライン

これまでは、多くのアカウントで「いいね・フォローをしてくれた人の中から抽選で◯人に景品をプレゼントする」といったキャンペーンが行われてきました。
しかし、今後このようなキャンペーンはガイドライン違反の対象となる可能性があります。

フェイスブック社は、多くのユーザーが嫌うコンテンツとして以下の3点を挙げています。

ユーザーに好まれにくいコンテンツ
  1. クリックベイトを含むコンテンツ
  2. エンゲージメントベイトを含むコンテンツ
  3. コンテストや景品を宣伝するコンテンツ

こうした背景から、フォローやエンゲージメントの獲得のみを目的とするアカウントへの制限が厳格化しているのだと考えられます。

しかし、インスタグラムを用いたキャンペーンの全てが禁止されているわけではありません。
ユーザーとのコミュニケーションを主目的としたキャンペーンであれば、「フォローやエンゲージメント増加など過度な商業目的」だと捉えられる可能性は低くなります。

例えば、「商品を使用した写真を投稿してくれた人の中から特に優れた◯人に景品をプレゼントする」といったキャンペーンでは、フォローしてくれたことに対して景品を提供しているわけではないため、OKとなる場合も。
とはいえ、キャンペーンがどの範囲まで許容されるのか、ガイドラインには明確な基準が設けられていないのが実情です。

自社の企業アカウントでキャンペーン実施を検討する場合には、これまで以上に慎重な判断が求められます。

関連性の低いタグ付けの禁止

関連性の低いタグ付けの禁止

改定後のプロモーションガイドラインには、以下のような記述があります。

コンテンツに誤ったタグを付けたり、そうするように他の利用者を仕向けることはできません(利用者が写っていない写真に利用者自身をタグ付けするよう仕向けるなど)。

【引用】プロモーションガイドライン

つまり、作成した投稿へタグ付けやハッシュタグの記入を行う場合、投稿内容と本当に関係のあるもののみが許可されるということです。
例えば、以下の行為はガイドライン違反に該当する可能性があります。

  • 自社とは無関係な流行語をハッシュタグ(#◯◯)の形で投稿する
  • まとめサイトに掲載してもらうため、投稿にまとめサイトのアカウントをタグ付けする
  • 自社の商品などが写っていない一般ユーザーの投稿に、自社のアカウントをタグ付けするよう要求する

特に3点目については、企業アカウントによるキャンペーンで起こりやすい事例であるため、注意が必要です。

規約改定以降は、適切な形でのタグ活用がより重要視されています。

2021年6月までに変更予定:PR企業案件の申告義務化

2021年6月までに変更予定:PR企業案件の申告義務化

企業から依頼を受けたインフルエンサーが自身のアカウントで商品を紹介する『PR投稿』についても、新たな規制が制定されることになりました。

2021年6月までに、PR投稿を行う際には企業案件であることを明示する『Paid partnership』タグを付けることが義務化されます。

以前から『ステルスマーケティング(ステマ)』と呼ばれる宣伝手法が度々問題になっていました。

ステルスマーケティングとは、広告であるにも関わらず、中立的な立場を装って商品に対し良い評価を付けることです。
企業の社員が一般の消費者を装ったり、芸能人が広告であることを隠してSNSに投稿する行為などが該当します。

ステルスマーケティングが炎上に発展すると、企業やインフルエンサーは大きな社会的ダメージを受けることになります。
PR投稿の申告義務化は、企業、インフルエンサー、ユーザーの三者が健全な関係性を築くために有効な施策と言えます。

『Paid partnership』タグについて、フェイスブック社からの詳細な情報はまだ開示されていないため、今後の動向には注目です。

企業担当者はインスタの利用規約改定メールを確認すべし!

企業担当者はインスタの利用規約改定メールを確認すべし!アイキャッチ1

利用規約改定にいち早く気付き、対応するためにはメールの確認が必須です。
インスタグラムは以前から、規約改定やポリシー変更の度にユーザーへ向けてメールを送信しています。

最新の情報を得るためにも、アカウント作成時に登録したメールアドレスの通知設定の見直しがおすすめです。

一方で、インスタグラムの公式メールアドレスを装ったアドレスから、ユーザー宛てにスパムメールが送られてくる場合があります。
もし怪しいメールが届いても、添付のリンクを押さないようにして下さい。
スパムメールのリンク先から情報が漏れ、アカウント乗っ取りの被害に遭う危険があるためです。

公式からのメールとスパムメールは、以下の手順で判別することができます。

  1. プロフィール画面に移動
  2. [設定]をタップ
  3. [セキリュティ]をタップ
  4. [Instagramからのメール]をタップ

【出典】ヘルプセンター

企業担当者はインスタの利用規約改定メールを確認すべし!説明1
インスタグラムからのメール確認画面

直近の14日間に公式からのメールが届いていれば、画面にメールがリスト表示される仕組みです。
上記画像は、14日以内に公式からメールが届いていないことを示しています。

スパムメールの中には、一見何の問題もない、巧妙なものも存在します。
安全面に配慮しながらメールを活用し、最新の情報を逃さないようにしましょう。

まとめ

まとめ

本記事では、2020年12月に改定された最新の利用規約、ガイドラインについて解説しました。

うっかり規約違反にならないよう、一度はガイドラインに目を通し、改定時にはできるだけ早く対応する心構えが大切です。
SNSリテラシーを高め、インスタグラムを正しく活用していきましょう。

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