企業がInstagramを運用するメリット・デメリットとは?データやおすすめの企業・商材も紹介

Facebook・ツイッター・LINEと並び『4大SNS』とも言われているインスタグラムは、今や10億人以上の人が利用しているSNSです。
そのため、マーケティングに利用している企業や店舗も多いですよね。

しかし「今更インスタグラムを始めるのは遅すぎる?」「インスタグラムの運用はどうやればいいのか分からない」と悩まれている企業の担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、インスタグラム運用のメリット・デメリットや、インスタ運用に適している業種や商材を紹介します。

インスタグラムのビジネス活用の現状・データ

インスタグラムでは毎月10億以上のアカウントがアクティブに活動しており、約60%〜90%のアカウント※が企業アカウントをフォローしているというデータも存在しています。
※調査対象や調査元企業により異なる

【参考】企業公式アカウント、女性のフォロー動機は「自分の役に立つこと」。SNSコンテンツ調査:20~40代(2)
【参考】【調査結果】インスタグラムを利用するシーンは?企業アカウントはフォローする?
【参考】サイバー・バズ、企業アカウントをフォローしたInstagramユーザーの意識調査を実施

企業のSNS活動を支援しているテテマーチ株式会社が発表した企業のインスタグラムの活用状況についてのアンケート調査(対象:279社の企業のインスタグラム担当者)によると、インスタグラムを利用したマーケティング活動を行う企業は年々増加しているとのことです。

予算の投下時期は2019~2020年が多く、ここ1,2年で運用をスタートした企業がほとんどのようです。
『インスタ映え』というワードが流行したのは2017年ですが、実際に企業がインスタグラムを導入するに至ったのは、インスタグラムから誕生したインスタグラマーやコロナ禍でのSNSの重要性を鑑みての行動と言えるのではないでしょうか。

「今更インスタグラムアカウントを作成しても…」と運用に足踏みしている担当者様もいらっしゃるかもしれませんが、同アンケートによると100近くの会社が、2019年度と比較して2020年度のインスタグラム関連予算を拡大をしていることが判明しています。

企業のインスタグラムアカウントが増加し続けていること、予算の投下もされていることから、企業がインスタグラム運用は当たり前の時代になってきていると判断できるでしょう。

企業がインスタグラムを運用するメリット

インスタグラムは当初一般ユーザーの娯楽や趣味の一環として利用されていたため、企業が運用するメリットにピンと来ない人もいるかもしれません。
しかしながら、企業が上手にインスタグラム運用を行うことで、ブランディングや集客、ファン育成などに役立てることができます。

インスタ運用のメリット
  • ブランディングがしやすい
  • 現代の購買プロセスの取っ掛かりとして活用できる
  • ユーザーとの接点ができる
  • イチからでもスタートしやすい

ここからは、企業がインスタグラムを利用するときのメリットを紹介していきます。

ブランディングがしやすい

自社ブランディングがしやすい

インスタグラムは他のSNSと異なり、主に写真・動画から世界観をユーザーに伝えることができるSNSです。
視覚的な情報で企業や商品のブランディングができるため、ブランドの感覚的なイメージがユーザーに伝わり、印象に残すことができます。

ブランディングにおいて押さえたいポイントは、投稿する画像のテイストや世界観、文章に統一感を持たせること。
情報を届けたいペルソナを決定し、そのユーザーが好むテイストで発信するようにしましょう。

ぶれないような投稿を心がけるほかにも、オリジナルハッシュタグを使用する方法もあります。

現代の購買プロセスの取っ掛かりとして活用できる

『ULSSAS』の取っ掛かりとして活用できる

消費者の購買行動を示すマーケティング用語として『AIDMA』や『AISAS』がありますが、現代における行動購買プロセスを指す言葉に『ULSSAS(ウルサス)』があります。

ULSSASとは

U→UGC(User Generated Content=一般ユーザーによって作られたコンテンツ)
L→Like(いいね)
S→Search1(SNSでの検索)
S→Search2(検索エンジンでの検索)
A→Action(購買)
S→Spread(拡散)

『UGC』を『Like(いいね)』して、ソーシャルメディアとGoogleで『Search(検索)』を行った後に『Action(購入)』し、良いと思った商品を『Spread(拡散)』する一連の流れのことです。

インスタグラムを上記に当てはめると、以下のようになります。

1.ユーザーAがインスタグラムに商品に関する投稿をアップ

2.それを見たユーザーBがいいねや保存などのアクションを行う

3.インスタグラムの発見タブで検索し、購入に至り気に入れば、インスタグラムでシェア

4.それを見たユーザーCがいいね
…(繰り返し)

このように、インスタグラムはUGCまたは企業の投稿により不特定多数のユーザーに認知される可能性を秘めており、認知された後も検索ツールとして利用されます。
商品がよければ再びシェア・拡散してもらえることもあるでしょう。

一般ユーザーの投稿を企業アカウントで取り上げる(リポストやストーリーズへのシェアなど)と、UGCを生み出しやすいと言われています。
「企業アカウントに載りたい!」というユーザー心理になるようです。

自社商品やサービスをインスタグラム上で展開することで、この購買プロセスに組み込むことができます。

ユーザーとの接点ができる

ユーザーとの接点ができる

インスタグラムには、企業がユーザーと接点を持ちやすいというメリットもあります。

インスタグラムでユーザーから『いいね』や『コメント』をもらうことで、商品やサービスのフィードバックとして顧客の声を直接受け取ることができます。
ユーザーとの距離感が近いため、コメントやストーリーズでのコミュニケーションにより、ユーザーをコアなファンに育てることも可能です。

イチからでもスタートしやすい

インスタグラムは、ユーザーに求められているものが上位により多く表示される仕組みが取られています。
資金力がマーケティングに直接影響しない媒体であるため、どのような企業や業種にもチャンスがあり、一からアカウントを育てやすいSNSとも言えます。

企業がインスタグラムを運用するデメリット

一方でデメリットも存在します。

インスタ運用のデメリット
  • 予算をかけても実績が比例しないケースもある
  • 拡散力に欠ける

予算をかけても実績が比例しないケースもある

冒頭で紹介したアンケートでは、他にも予算とその成果実感の関係性に対する調査も行われました。

予算が高いほど成果実感が高いという結果にはなっておらず、お金をかけたからといって成果が出るわけではないことがわかります。

中には、月に200万円以上の予算を投じている会社も存在していますが、成果実感は半分という結果になっています。
運用が一筋縄ではいかないケースも多そうですね。

拡散力に欠ける

拡散力に欠ける

インスタグラムのデメリットは、拡散力にかけるSNSという点です。

例えばTwitterにはリツイート機能、Facebookにはシェア機能がありますが、インスタグラムの投稿には類似の機能が存在していません。
他人の投稿を自身のタイムラインに載せる(=リポストする)場合には、外部アプリが必要です。

インスタグラムのリポストとは?メリットや手順、注意点や出来ない時の対処法を解説

シェアに近い機能としては、プロフィール画面にURLを1つ表示できること、フォロワーが1万人以上になるとストーリーズにURLを貼り付けられること、公開アカウントのフィード投稿をストーリーズにシェアできることなどが挙げられます。
このように、他SNSに比べて拡散力は限定的であると言えるでしょう。

インスタグラムの運用がおすすめの企業や商材

インスタグラム運用には、向いている企業とそうでない企業が存在します。

まず向いている企業の特徴としては、次のようなものが挙げられます。

インスタグラム運用に向いている企業
  • 10〜30代をターゲットにしている商品やサービスを取り扱っている企業
  • ECサイトを所有している企業
  • 美容や食品、アパレルなど、イメージの創造がしやすい企業

ターゲットがインスタグラムのメインユーザーである10〜30代であれば、運用が成功しやすくなる傾向にあります。
現在では、インスタグラムの男女比は1:1くらいになってきているので性別による差はあまりなさそうです。

また、インスタグラムに『ショッピング機能』が追加されたことにより、ECサイトを運営している企業は、一層インスタグラムが商品の販売促進に役立つと言えます。

【企業必見】インスタグラムのショッピング機能(ShopNow)の手順や要件まとめ

反対にインスタグラムの運用に向いていない企業の特徴は、以下の通りです。

インスタグラムの運用に向いていない企業
  • 60歳以上を主なターゲットにしている企業
  • BtoBなど、企業向けの商品・サービスを扱っている企業
  • 写真でのブランディング難しい商品やサービスを扱っている企業

現在は老若男女関係なく、幅広い層で利用される傾向にありますが、60歳以上となると一気に利用者が少なくなります。
60歳以上をターゲットにした商品・サービスを展開している場合は、ターゲットをその子どもや孫に設定することで問題解決の糸口になるかもしれません。

BtoBの商品や写真映えが難しいサービスは、趣味として活用しているユーザーに届きにくいことが現状です。
しかし「BtoB商品でも集客に成功した!」「写真映えしない商品を扱っているけれど利益に繋がった」というケースもあるため、ユーザーへのアプローチ方法を検討すれば可能性は見えてくるでしょう。

SaaS型サービスなど写真でのブランディングが難しい商品やサービスを扱っている場合も、ブランディングや世界観の発信としてのインスタグラム運用は難しいかもしれません。
商品・サービスのターゲットが知りたいであろう情報を発信するメディア型のインスタグラムとして集客する方法など、別の視点からのアプローチであればありかもしれません。

まとめ

まとめ

企業がインスタグラムでユーザーとって利益のある情報やキャンペーンの告知などを行うことで、ユーザーの満足度を高め、認知・集客・ファン育成などの効果を得ることができます。
ユーザーとコミュニケーションをとりながらの運用が望ましいでしょう。
商業用の堅苦しい投稿でなく、ユーザーと一丸になって企業を盛り上げていく気持ちで、遊び心を取り入れながら運用していくと良いのかもしれませんね。

社内にSNS担当者がいない、工数をさけない、ノウハウがなく運用方法がわからないという方は、インスタグラムの運用代行会社に相談してみてはいかがでしょうか。

スマートフォンの写真

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