インスタグラムマーケティングを始めるにあたり「聞き慣れない用語や仕組みに戸惑いを感じる」という不安を感じる方は多いのではないでしょうか。
あるいは「アカウントは作成したものの効果が見えない」などの悩みを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、インスタグラムマーケティングや運用に役立つ書籍を初級・中級・上級の3段階に分けて紹介します。
【初級編】インスタグラムのおすすめの書籍4冊

インスタグラムを利用したことがない方向けに、基本操作やインスタグラムマーケティングの基礎がわかりやすく解説された入門書を紹介します。
ゼロからはじめる インスタグラム Instagram

基本的な操作方法が簡潔にまとめられており、企業担当者だけでなく、これからインスタグラムを始めたい個人ユーザーにも便利な書籍です。
操作方法のほかにも、
- 写真をきれいに撮るコツ
- おすすめ加工アプリ
など、インスタグラマー直伝のノウハウが数多く盛り込まれています。
構成がシンプルでわかりやすいため、読み終わる頃にはインスタグラムの基礎知識がしっかり身につくと好評を博しています。
インスタグラムの利用が初めてで不安を感じている方に、まず読んでいただきたい本です。
いちばんやさしいInstagramマーケティングの教本〜人気講師が教える「魅せるマーケ」勝利の法則〜

『いちばんやさしい』の名に相応しく、例を交えたわかりやすい解説が人気の書籍です。
初心者向けとはいえ、基礎知識から運用方法まで幅広くカバーされており、インスタグラムマーケティングに関する多様な情報を網羅しています。
具体的なコンテンツ例は以下です。
- インスタグラムの特徴
- 適切な施策の選択方法
- インスタグラムを用いたキャンペーンの実施方法
- インスタグラム広告の作成方法
- ECサイトへの誘導方法
さらに『業界別フレームワーク』として、業界ごとに適した写真の特徴が解説されています。
どんな業界の方でも応用しやすいのが嬉しいポイントです。
Instagramでビジネスを変える最強の思考法

インスタグラム時代に即したビジネスの思考法が身に付く、SNS初心者向けの書籍です。
「なぜインスタグラムでモノが売れるのか」という素朴な問いから、集客の本質を解説しています。
事例や図が豊富で、誰もが理解しやすい構成が特徴的です。
また、同書にはすぐに実践可能なインスタグラム運用に役立つ69のルールや、
- 画像を正方形に加工する方法
- 便利なツール
など、初めてインスタグラムを使う方に優しい豆知識も充実しています。
インスタグラム運用に活かせるビジネスの思考法を伝授している一冊です。
SNSマーケティングのやさしい教科書。改訂新版〜Facebook・Twitter・Instagram-つながりでビジネスを加速する最新技術〜

インスタグラム、ツイッター、フェイスブックなどSNSマーケティングの全体像を広く学ぶことができます。
そのため、「SNSを取り巻く状況やユーザーの動向を知ったうえで、インスタグラムを効果的に運用したい」という方にはもってこいの書籍です。
ここ数年でSNSの定着と多様化が進み、同じ運用方法を繰り返していては効果が得にくくなっています。
そのため、SNSマーケティングにおいて、各SNSの特性を活かすことが大切です。
同書では各SNSの特性と適した施策がわかりやすく解説されています。
インスタグラムの特性とは何で、どんな活用方法が適しているのか。
インスタグラムマーケティングを始めるにあたって知っておきたいポイントを、広い視野から学べる1冊です。
【中級編】インスタグラムのおすすめ書籍5冊

続いての中級編では、インスタグラムについての基本的な知識はあるけれど
- どんな投稿をしていけば良いのかわからない
- もっと注目されるコンテンツを作成したい
などの悩みをもつ方におすすめの書籍を紹介します。
できる100の新法則 Instagramマーケティング〜写真1枚で「欲しい」を引き出す技術〜

インスタグラムマーケティングのノウハウ100例が掲載されており、あらゆる事例に対応したインスタグラム運用の辞典のような一冊です。
いずれもすぐに実践できるように工夫されているため、実際に運用する際の課題を解決したい方におすすめします。
具体的なコンテンツ例は以下です。
- ユーザーの支持を得やすい広告の作成方法
- 競合アカウントの分析方法
- 適切な目標の設定方法
- うまくPDCAサイクルを回す方法
気になった部分から読める手軽さとコンテンツの充実度が人気を集めています。
1億人のSNSマーケティング〜バズを生み出す最強メソッド〜

「とりあえず定期的な投稿はしているが、効果が見えない」という悩みを解消するために有効な、成功し続けるSNSの運用ノウハウを伝授した一冊です。
変化の激しい『SNS新世代』を勝ち抜くための中長期的な施策が詳しく解説されています。
SNSで話題になるアカウントの特徴とその作り方は何か。
担当者のセンスや『バズ』などの偶発的な要因に頼らず、再現性の高い施策を生み出すための考え方を学ぶことができます。
さらに、同書にはツイッターやYouTubeなど他メディアついての考察も掲載されています。
それぞれの特徴を比較することで、より一層理解が深まるでしょう。
結果が出る[SNSマーケティング] てっぱん法則

業界で『SNSの天才』と呼ばれる著者が、5年間で得た成功する『てっぱん法則』を紹介しています。
実際に、実績ある著者が経験した事例をもとになっているため、解説がわかりやすいと好評です。
同書で挙げられている『てっぱん法則』には以下のようなものがあります。
- ハッシュタグは関連ワードを30個までつなげる
- テキストでの漢字:ひらがなの比率は4:6にする
- インスタグラムでの成功構図9パターン
上記のように具体的な数字を交えた解説が多く、法則をそのまま実践することが可能です。
僕らはSNSでモノを買う〜SNSマーケティングの新法則〜

ユーザー視点でのインスタグラムマーケティング施策を学びたい方におすすめです。
近年、多くの企業アカウントが活用している『UGC(ユーザー自身が作成した商品の口コミ投稿)』。
SNSを通してユーザーを購買行動へ促す際のコツは、UGCを効果的に利用することだと言われています。
本書では『UGC』と『ULSSAS(UGCを起点に商品が売れる流れ)』の2つのキーワードから、良い商品が売れ続ける仕組みを分析し、効果的なUGC活用例を紹介しています。
『UGC』『ULSSAS』はいずれも比較的新しい概念であるため、今後社会でますます広まると予想されます。
多角的な視点を取り入れることで、ニーズを的確に捉えたアカウント運営が可能になるでしょう。
SNS公式アカウント運営者のための企業の信頼失墜を防ぐ法的リスク・炎上対策

SNSマーケティングのリスク管理に特化した書籍です。
よくあるトラブル事例から、法的・炎上リスクをわかりやすく解説しています。
最低限押さえておくべきリスクを中心にまとめられているため、効率よく学びたい方におすすめです。
また、以下のように自身の投稿作成時に参考になるコンテンツも存在します。
- 投稿の可否の判断基準
- 投稿時に注意すべきポイント
手軽に情報発信できる反面、1回の炎上で企業イメージが大きく損なわれることもあるのがSNSの怖さ。
ニュースで何かと話題になるSNSトラブルは、事前に充分な対策をとることで防ぎたいものです。
【上級編】インスタグラムのおすすめ書籍3冊

上級編では、インスタグラムマーケティングやデザインについて、さらに深く掘り下げたい方におすすめの書籍を紹介します。
ネットで「女性」に売る〜数字を上げる文章とデザインの基本原則〜

特徴は、インスタグラムのメインユーザーである女性に響くデザイン理解に役立つ点です。
インスタグラムマーケティングに特化した書籍ではありませんが、女性ファンやリピーターを増やすための情報が充実しています。
例えば、『色の絶妙な違いを認識する』という項目では、男女間で好まれやすいトーンに差があると指摘されています。
「男性デザイナーが好んで使うのは寒色系のピンクだが、女性に好まれるのは暖色系のピンク」など、企業とユーザーとの間にギャップが生じる場合もあるのだとか。
インスタグラムにおいても、企業側のメッセージを正しく伝えるために『色味の違い』を意識する方法は有効です。
実践しやすい施策が多いため、マーケティングに予算を割けない会社の方にもおすすめします。
女性ユーザーからの支持獲得に有効な一冊です。
シェアしたがる心理〜SNSの情報環境を読み解く7つの視点〜

受講生満足度93.6%を誇る『インスタグラムマーケティング基礎講座』を書籍化した本書では、スマホ時代のコミュニケーションと効果的なマーケティングのあり方を解説しています。
『ググるからタグるの時代へ』をテーマに挙げられているのは、
- シェアしたがる人の心理
- 消費行動の傾向
- キャンペーンプランニングへの活用方法
など、インスタグラムを運用するうえで心得ておきたい点ばかりです。
SNSの投稿に『ハッシュタグ』を付け、情報をシェアすることがあたり前となった現代。
特に、インスタグラムユーザーはハッシュタグを『情報収集の手段』として使用することもあります。
ハッシュタグの活用方法も充実しており、インスタグラムマーケティングにおいて重要なハッシュタグの効果を最大限発揮したい方におすすめの一冊です。
インスタグラムと現代視覚文化論〜レフ・マノヴィッチのカルチュラルアナリティクスをめぐって〜

1500万枚ものインスタグラム画像をデータ分析し、導き出した写真論が語られている本書は、その詳しさゆえ『インスタグラムの研究書』とも呼ばれています。
写真と文化のつながりを説く理論書です。
本書はメディア理論家レフ・マノヴィッチによる論考『インスタグラムと現代イメージ』に加え、日本の執筆陣による9つのテキストから成り立ちます。
理論を説いた書籍ですが、インスタグラムが人気を集める理由、支持される写真の特徴などマーケティングに役立つ知識が目白押しです。
さらに、実際の投稿写真が随所に掲載されています。
写真と文化のつながりについて、最後まで飽きずに読み進めることができる1冊です。
まとめ
今回は、インスタグラムマーケティングに役立つ書籍をレベル別に紹介しました。
ユーザーの特徴や運用ノウハウ、成功事例などの知識を蓄えておくことで、集客効果は格段に得られやすくなります。
目的に合った書籍を活用し、実践を積んでいくことが大切だと言えそうです。
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